熊野神社−公家奴振り
くまのじんじゃ−くげやっこふり
- 更新日
- 2022/06/22
- 開催期間
- 毎年5月4日 13:00〜14:30
一般に長沢御坊の名で親しまれている福田寺は、本願寺の連枝寺でもあり、京都とのつながりが深い名刹です。江戸時代には、住持の摂専が従兄弟にあたる彦根藩主・井伊直弼(いいなおすけ)の計らいで、摂政関白右大臣二条斎敬(なりゆき)の妹かね子(明治天皇皇太后の従妹)を室に迎えています。同寺の公家奴振りは、この時、夫人に随従してきた供方が伝えたものといわれています。 毎年、春と秋の2回に、当時のままに再現されており、紺のハッピに脚袢、ワラジ履の奴が「ヨーイヤセ、アレワイサノサ」の掛け声とともに練り歩く、風流な姿を見ることができます。 京都の時代祭に登場する奴振りは、武家奴振りといわれるもので全国各地に残っていますが、公家奴振りはここだけでしか見られず、古式を伝える貴重な資料として、県の無形民俗文化財に選択されています。
開催地 | 熊野神社 住所 : 米原市長沢 |
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