勝楽寺
しょうらくじ
- 更新日
- 2015/06/18
足利尊氏とともに室町幕府創建に活躍し、その豪放無比な言動から婆裟羅(ばさら)大名と呼ばれた佐々木道誉(どうよ)(京極導誉(きょうごくどうよ)、1296-1373)が建立した臨済宗建仁寺派の寺院で、開山は雲海(うんかい)和尚です。
境内には大池があり、勝楽寺が兵火にみまわれた際には、この池のおかげで六脚門・大日堂・大日如来像などが焼失から免れることができました。特に道誉の念持(ねんじ)仏といわれる本尊の大日如来像は、藤原時代の作といわれる秘仏で、その秀麗な姿は際立っており、国指定の重要文化財になっています。
また、六脚門は室町時代の建築様式をよく残し、町指定の文化財になっています。境内横には兵火と風化による損傷が目立つ宝篋印塔があり、佐々木道誉の墓茶道・華道・能楽などの文化芸術に大きな関心と理解を持ち、秀れた文化人でもありました。この勝楽寺に41歳の時から78歳で亡くなるまで隠棲し、尊氏(たかうじ)や義詮(よしあきら)の部下としてだけでなく、相談・指南役として活躍しました。
<重文>木造大日如来坐像 絹本著色佐々木高氏像
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