佐和山城跡
さわやまじょうせき
- 更新日
- 2021/06/15
彦根駅の北側、佐和山(232.5m)にある城跡です。不破(ふわ)の関があった関ケ原(せきがはら)に近く、交通の要衝でした。近江守護佐々木氏によって築城され、天正18年(1590)石田三成(いしだみつなり)(1560-1600)が、佐和山城主となってから、5層の天守を構え、鳥居本(とりいもと)を大手とする立派な城だったといわれます。三成が関ケ原の戦いで破れた後、井伊直政(なおまさ)が新しい城主になりましたが、慶長11年(1606)、彦根城築城にともない廃城になりました。建築物の多くは彦根城や麓にある清凉寺(せいりょうじ)、龍潭寺(りょうたんじ)に移築転用され、現在では佐和山城を偲ぶものは、わずかに残った石垣と、後の時代に建てられた石碑のみとなっています。また、山頂からは琵琶湖や比良山系が一望のもとに見わたせます。
お問い合わせ | 彦根市役所観光交流課
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