里坊庭園
さとぼうていえん
- 更新日
- 2018/05/21
里坊とは、比叡山延暦寺の三塔(東塔・西塔・横川)十六谷といわれた山上の山坊に対する言い方で、山麓にある各堂宇のことです。
里坊は、比叡山の山上で修行していた老僧が座主から賜って住んだのが始まりで、山坊とは違って、普通の住居のように庭園が造られたといわれています。当初、里坊は、いくつあったのか不明ですが、現在は50数力所が数えられます。庭園のある里坊の特徴は、穴太衆積(あのうしゅうづ)みの石垣が美しいことや、石垣を土溜めにして土を盛って築山にしていることです。庭園の石は比叡山の豊富な山石や川石を用いています。大宮川・権現川などの水と比叡山の山麓という恵まれた地形から、寿量院(じゅりょういん)・宝積(ほうしゃく)院・仏乗(ぶつじょう)院・雙厳(そうごん)院などのように池や流れを造った庭園が非常に多くあります。一方で、琵琶湖を眺めるのによい場所にある庭園は、平庭で比較的簡素であっさりしています。
坂本一帯は平成9年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
所在地 | 大津市坂本4丁目・5丁目 |
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アクセス |
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料金 | 旧竹林院が一般公開(拝観料310円) |
お問い合わせ | 坂本観光案内所
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