瑞雪院(近藤重蔵の墓)

ずいせついん(こんどうじゅうぞうのはか)

更新日
2022/10/21

    JR近江高島駅の西方約500mに位置する臨済宗東福寺派の瑞雪院(ずいせついん)の墓地にあります。
     近藤重蔵(1771-1829)は江戸時代末期の北方領土探険家で、特に、国後(くなしり)島・択捉(えとろふ)島や蝦夷(えぞ)地などの探険で有名です。1799年、初めて択捉島に標柱を立てて、この島の領土化と先住民の同化政策を行いました。10年間に前後5回にわたり北海道・千島方面を探険して北方の防備に努力しました。
     晩年、長男が犯した罪で大溝藩に預けられ、この地で没しました。瑞雪院脇の細い坂道を山手に入ると、生い茂る樹木の陰に小さな墓石があります。ここからは、眼下に琵琶湖を眺望することができます。重蔵に関する遺品類は、端雪院に隣接する圓光寺を始め、町内各所に納められています。

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