大津絵の店
おおつえのみせ
- 更新日
- 2019/09/20
大津の代表的な郷土みやげとして、もっとも広く知られているのが大津絵です。現在は皿や湯呑み、木製製品まで多種多様なものがありますが、もともとは紙に書かれた絵です。 いつ頃から描き始められたのかはわかりませんが、江戸時代初めから逢坂山(おうさかやま)を越えた大谷・追分あたりで道中の人々に売られていたといわれています。大津絵はこのように民衆の中で育った芸術で、芭蕉の句に「大津絵の筆のはじめは何仏」とあるように、最初は阿弥陀仏や十三仏などの仏画が多くありました。 明治時代になって東海道本線が開通すると、大津絵は一時衰退しましたが、初代高橋松山(たかはししょうざん)氏によって見事に復活しました。自由大胆で力強い線と朱色・黄土色・黒色などの鮮やかな原色で独特の味わいがある大津絵は、現在、5代目高橋松山氏によって伝えられている技術です。長等神社のそばに「大津絵の店」という看板が出され、昔ながらの紙に描かれたものから小絵馬(こえま)・木彫り人形・茶碗・ひょうたんなど現代に活用できるものが、たくさん並んでいます。
営業時間 | 10:00~17:00 |
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定休日など | 定休日:第1・3日曜日 |
お問い合わせ | (株)大津絵の店
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