比叡山
ひえいざん
- 更新日
- 2020/01/17
滋賀県と京都府にまたがり、ほぼ南北に連なっている山系。北は比良山系、南は如意ケ岳(にょいがたけ)(472m)に接しています。主峰は標高848.3mの大比叡ヶ岳(おおびえいがたけ)。すぐ西にある標高838mの四明ヶ岳(しめがたけ)といっしょに見ると、ラクダの背中のように見えるので、双子山と呼ばれています。南斜面はザラザラとした花岡岩地帯ですが、東斜面は老杉(おいすぎ)がうっそうと茂って深い趣があり、その中に延暦寺の数多くの諸堂が点在しています。
比叡山は三塔十六谷(さんとうじゅうろくだに)といい、この延暦寺が創建されて以来、仏教の霊地として全国から注目され、また、殺生禁断(せっしょうきんだん)の地と定められてきたために比叡山全体が天然記念物の指定を受け、野猿・野鳥の天国です。特に、野鳥については、ホトトギス・サシバ・カッコウなど夏鳥を中心に、年間80種類以上の鳥が見られます。
昭和33年(1958)に、比叡山ドライブウェイと昭和39年(1964)に、奥比叡ドライブウェイが開通し、現在は、車で登れるようになっています。
●琵琶湖八景「煙雨:比叡の樹林」
お問い合わせ | (公社) びわ湖大津観光協会
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