水口城跡(水口城資料館)
みなくちじょうあと
- 更新日
- 2024/11/08
近江鉄道水ロ城南駅の北約150mのところにある城跡。江戸幕府3代将軍徳川家光(とくがわいえみつ)が上洛の際の宿館として築城された後、水ロ藩2万5千石の居城となり、湧水を利用した薬研堀(やげんぼり)に水をたたえていたことから「碧水城(へきすいじょう)」の別名がありました。
明治維新後、水ロ城は廃城となり公売に付され、角櫓(すみやぐら)が付近の商家に売却されたり、石垣の一部が近江鉄道の敷石になるなど建物や石垣の大半が処分されました。旧本丸は学校敷地となり、運動場として利用されてきましたが、昭和47年将軍家宿館遺跡としての価値が評価され、滋賀県の史跡に指定されたのを機会に、郷土のシンボルとしての保存整備への関心が高まりました。
また、平成3年11月に水口城資料を展観する施設として、往時の矢倉の姿を模した水口城資料館が開館しました。
<水口城資料館>
明治7年に廃城となった水口城が復元されて、現在水口城博物館として公開されています。石垣の上に角櫓が復元され、美しい白壁を堀の水面に映しています。水口城に関する資料を展覧しています。
お問い合わせ | 甲賀市教育委員会事務局歴史文化財課(平日 8時30分~17時15分)
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